CPRI
Capri Holdings手頃な高級のマイケル・コースを中核に、複数の価格帯と顧客層をまたいで束ねられる構成が最大の強み。一つの巨大ブランドに頼る同業とは異なる幅を持つ。値引きで傷んだブランドを立て直し、不要な事業は売って身軽になる再編の途上にあり、組み替えの成否が問われる高級ファッションの立ち位置にいる。
高級と手の届く高級の間に位置する服やバッグ、靴、装飾品のブランドを束ね、その販売が収益の柱。米国を代表する手頃な高級ブランドのマイケル・コースが売上の中核を担い、欧州の高級ブランドも抱えてきた。直営店と通販、百貨店への卸で世界に売る。近年は大型の身売り話の頓挫を経て、ブランドの売却や立て直しで構成を組み替えている最中になる。
高級品は景気に敏感で、特に中国の消費の長期の低迷は痛手になる。中核のマイケル・コースが安売りに頼って高級感を失えば、ブランドの土台が揺らぐ。大型の身売り話が頓挫した後の単独での立て直しが思うように進まない恐れもある。巨大な高級ブランド連合の攻勢も、客とシェアを奪う。
配当を出さず、現金をブランドの立て直しと借入の返済に充てる経営。値引きを抑えて中核ブランドの高級感を取り戻すことを最優先に置く。抱えるブランドの一部を売却して資金と経営の集中を得るなど、構成の組み替えを進める方針が特徴になっている。
高級品の消費と、中核ブランドの立て直し、再編の成否に依存する。米国や欧州、アジアの高級品の消費が保たれるか、中核のマイケル・コースの値引き依存から脱して魅力を取り戻せるか、ブランドの売却や事業の組み替えが価値を生むか、そして巨大な高級ブランド連合との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $80M(2%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$135M
- 他の流動資産$1B
- 固定資産$2.1B
- 流動負債$954M
- 長期借入金$343M
- 短期借入金$14M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.5B
- 売上成長率
- −4.1%
- 粗利率
- 62.3%
- 営業利益率
- 0.7%
- 純利益率
- 3.9%
- ROE
- 171.3%
- ROIC
- 4.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $77M
- フリーCF
- $14M
- 営業CFマージン
- 2.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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