配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
自動車のシールと、燃料やブレーキの流体の部品の両方を一社で束ねて供給する点が最大の特徴。とりわけシールの部品では世界で首位の地位を持つ。世界の二十カ国に百を超える拠点を構え、地理的な分散と幅広い客への対応の力を持つ。シールや流体に特化する専業の競合とは異なる、二つを統合し世界の主要メーカー全社に供給する自動車部品の会社の立ち位置にいる。
自動車の部品を、世界の主要な自動車メーカーと補修の市場に供給するのが事業の柱。一つは、ドアや窓の隙間をふさいで風や水、音を遮るシールの部品で、世界で首位の地位を持つ。もう一つは、燃料やブレーキの流体を運ぶ配管や、流体を伝える仕組みの部品。世界の二十カ国に百を超える拠点を構え、米国や欧州の名だたる自動車メーカーを主な客にする。売上の大半はメーカー向けで、残りが補修の市場になる。これらの部品の販売で稼ぐ構造になっている。
世界の自動車の生産の落ち込みは、部品の需要を細らせる弱点になる。電気自動車への移行が進むと、ガソリン車の燃料やブレーキの配管の一部の需要が構造的に急減する恐れもある。同業のシールや流体の専業の会社との価格の競争も激しい。原材料の価格の急騰や、関税の悪化も逆風になる。借入が重く、増資で持ち分が薄まる恐れもある。
配当を出さず、現金を重い借入の削減に優先して充てる経営。会長が率い、世界で首位のシールの地位の維持と、流体の事業の最適化を進める。電気自動車への移行に対応しつつ、選んで費用を削り、拠点を統合する。借入の削減と、移行への対応を両輪に、立て直しを図る方針が特徴になっている。
自動車の生産と、メーカーの調達、電気自動車への移行に依存する。北米や欧州、中国の自動車の生産の水準が保たれるか、客である自動車メーカーの調達と支払いが安定するか、原材料の価格や為替が採算を圧迫しないか、そして燃料やブレーキの部品が電気自動車への移行をどう乗り切るかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.8B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。増資や資金繰りに注意
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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