
CRBP
Corbus PharmaceuticalsCRB-913は薬の効き目を脳ではなく体の末梢に留める設計で、初期試験では吐き気や嘔吐の報告がなく、下痢も軽い一例だけだった。注射のGLP-1薬に耐えられず離脱する患者を飲み薬で受け止めるという狙いが、はっきりしている。
承認薬をまだ持たない臨床段階で、売上らしい売上はない。看板のCRB-701は2023年に中国のCSPCから欧米などでの開発・販売権を買った導入品で、がん細胞のNectin-4を狙って強力な抗がん剤を届ける薬だ。
導入品である以上、権利元の開発方針や試験結果に自社の計画が引きずられる。肥満薬CRB-913は2025年12月に初期の安全性試験を終えたばかりで、次の中規模試験で体重が落ちる証拠を出せなければ話は止まる。
資金を、権利を買ったがん薬と自社発の肥満薬という性格の違う二本に振り分けている。かつて持っていた三本目の候補は外しており、絞り込んだ上での二本立てになっている。
二つの試験結果と、増資で開発資金をつなげるかにすべてがかかる。CRB-701は権利元のCSPCが中国で子宮頸がんのフェーズ3を先に走らせており、その結果が欧米での見通しを占う手がかりになる。
この会社をどう読むか
小さな創薬会社が、がんと肥満という縁の遠い二つに同時に挑むのは珍しい。Corbusの場合、その二つは生まれ方からして対照的だ。
がん薬CRB-701は中国のCSPCから欧米での権利を買い取った導入品で、本家である中国側の試験が一歩先を行く。対する肥満薬CRB-913は自社で設計した飲み薬で、脳への作用を避けて副作用を抑えるという切り口から注射薬の優位に挑む。
バランスシート (要約)
資産 $168M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $148M(88%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$28M
- 他の流動資産$138M
- 固定資産$1M
- 流動負債$21M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −53.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$64M
- フリーCF
- −$64M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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