
CRESY
Cresud作物を育てるだけでなく、農地そのものを開発して売る不動産的な発想を持つ点が同業と異なる。1936年設立の長い歴史の中で、その発想を都市不動産にまで延ばした結果がIRSAの支配権だ。
アルゼンチン・ブラジル・ボリビア・パラグアイの4か国で26農場、約58万ヘクタールの農地を持ち、大豆や牛の生産と、開発した農地の売却から利益を得る。加えて傘下IRSA(持ち分54.06%)がショッピングモールやオフィス、ホテルを運営する。ブラジルの農業会社BrasilAgro(持ち分35.22%)にも出資している。
干ばつや天候不順は一年の収穫を直接損ない、農産物相場の下落は農業部門の利益を細らせる。事業がアルゼンチンに偏るため高インフレやペソ急落、輸出規制や課税強化の影響を正面から受け、農地売却益は年によって大きく振れる。
農地の取得と売却、そしてIRSA・BrasilAgroへの出資比率の管理を経営の主軸に据える。利益の一部は株主に還元し、オンライン農業取引プラットフォームAgrofyへの出資など周辺事業への布石も続けている。
大豆など農産物の国際相場と天候、そしてアルゼンチンの物価とペソの安定が、収益の振れ幅を決めている。IRSAの都市不動産事業も同じ国内景気に連動するため、分散の効き目は限られる。
この会社をどう読むか
社名からは農業会社にしか見えないCresudだが、アルゼンチン最大級の不動産会社IRSAの株式を54%握る親会社でもある。
4か国で約58万ヘクタールの農地を持ち、作物と牛の生産に加えて開発した土地の売却でも稼ぐ。そこにIRSAの都市不動産とブラジルのBrasilAgroが重なり、農産物相場と不動産市況という二つの波を同時に抱える構造になっている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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