CRI
Carter's米国でベビー服の最大のシェアを持つ看板ブランドという、長年の信頼で築いた強みが最大の特徴。量販店の安い自社ブランドの攻勢の下でも、親しまれたブランドへの愛着で顧客をつなぎ留める。複数のブランドと、直営店から卸し、ネットまでの幅広い販売の道を持つ、子供服の最大手の立ち位置にいる。
赤ちゃんから十歳ごろまでの子ども向けの衣料と育児の用品を作り、売るのが事業の柱。米国でベビー服の最大のシェアを持つ看板ブランドを中心に、幼児向けの服や、育児の用品のブランドも抱える。販売は、全米に構える多数の直営店、量販店やネット通販への卸し、そして海外の店からなる。長く親しまれたブランドの力で、子供服の販売を稼ぐ構造になっている。
米国の出生数の長い減少は、子供服の市場そのものを細らせる構造的な逆風になる。量販店の安い自社ブランドや、海外発の格安のネット通販が、価格で攻め込んでくる。商業施設の衰退は、直営店の苦戦を招く。立て直しの遅れや、相次ぐ直営店の閉鎖が、売上と利益の重荷になる。為替や関税の変動も採算を揺らす。
配当を長く続け、自社株買いでも株主に報いる経営。新しい経営陣の下で、不振の直営店を整理し、商品の品揃えを刷新する立て直しの局面にある。出生数の減少という逆風に抗い、看板ブランドの力と販売の道の幅広さを生かして、子供服の市場で粘る方針が特徴になっている。
出生数と、ブランドの力、関税に依存する。米国の出生数の長い減少の流れに、子供服の市場全体が耐えられるか、看板のブランドの力で量販店の自社ブランドとの競争に勝てるか、海外で作る商品にかかる関税を抑えられるか、そして直営店の見直しと商品の刷新で立て直しを進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $925M(36%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$487M
- 他の流動資産$784M
- 固定資産$1.3B
- 流動負債$506M
- 長期借入金$567M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.9B
- 売上成長率
- 1.9%
- 粗利率
- 45.4%
- 営業利益率
- 5.0%
- 純利益率
- 3.2%
- ROE
- 9.9%
- ROIC
- 7.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $122M
- フリーCF
- $69M
- 営業CFマージン
- 4.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $56M
- 配当性向
- 61.4%
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