CRL
Charles River Laboratories実験動物の繁殖から前臨床試験、製造検査までを一気通貫で担える受託会社は数少ない。1947年から純系げっ歯類を供給してきた蓄積が、いまも新薬開発の入り口を押さえる強みになっている。
1947年に始めた実験動物の繁殖・供給が源流で、いまも140種以上の純系げっ歯類を研究機関へ送り出す。そこに新薬の安全性や効き目を調べる非臨床試験の代行と、医薬品の製造工程を検査する事業が重なる。売上の中心は中段の非臨床試験で、実験動物と製造検査がその前後を挟む。
バイオ企業の資金調達が細れば、真っ先に外部委託していた試験を打ち切られる。実験動物、とりわけサルの調達をめぐる規制強化や社会的批判が強まれば、供給網そのものが揺らぐ。
近年は取締役会が事業戦略の全面的な見直しを進め、自社株買いや資産の入れ替えで株主価値を高める方向に動いている。配当はなく、稼いだ資金は受託能力の拡大と技術投資に回す。
製薬・バイオ企業が新薬の研究にどれだけ予算を割き、外部へ委託し続けるかで受注量が決まる。試験に使うサルなど非ヒト霊長類を安定して調達できるかも、この会社の重要条件になる。
この会社をどう読むか
Charles River Laboratoriesは、新薬候補を人に試す前の工程を丸ごと請け負う受託会社だ。1947年に実験用のげっ歯類を製薬会社へ供給し始めた事業が源流で、いまは140種以上の純系げっ歯類の供給に加え、非臨床試験や製造工程の検査まで手がける。
繁殖から前臨床試験、製造検査までを一社で通して担える受託会社は、ほかにほとんどない。ただしバイオ企業の資金調達が細れば真っ先に外部委託が打ち切られ、非ヒト霊長類の調達をめぐる規制や批判が強まれば供給網そのものが揺らぐ。取締役会は事業戦略の全面的な見直しを進めており、その結論しだいで会社の形は変わる。
バランスシート (要約)
資産 $7.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.2B(44%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$214M
- 他の流動資産$1.2B
- 固定資産$5.7B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$2.1B
- 短期借入金$166K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4B
- 売上成長率
- −0.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 0.6%
- 純利益率
- −3.6%
- ROE
- −4.6%
- ROIC
- 0.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $738M
- フリーCF
- $518M
- 営業CFマージン
- 18.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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