財務データが揃わず、性格の分類はしていない
用途も産地も違う重希土類とリチウムを、離れた二か国で同時に手がける組み合わせは他に見当たらない。ただし両方が中国依存からの脱却という一つの物語に乗っているため、分散しているようで賭けは一本だ。
グリーンランド南部のタンブリーズ鉱床では磁石に使う重希土類、オーストリア・ウォルフスベルクの鉱床では電池に使うリチウムを狙う。ただしどちらも探鉱と許認可の段階で、いま帳簿に載るのは収入ではなく開発の費用のほうだ。
収入がない間の開発費は新株の発行でまかなわれ、そのたびに既存株主の持ち分が薄まる。グリーンランドは寒冷で人が少なく、鉱石を運ぶ道を敷くだけでも年単位の時間と費用がかかる。
鉱山を動かすことよりも、許認可を取り、次の資金をつなぐことに時間が使われている。タンブリーズとウォルフスベルクのどちらも手放さず、二正面のまま前へ進める選択をしている。
二つの鉱区を産出まで運ぶ資金を、増資や提携でつなぎ続けられるかどうかで先行きが変わる。レアアースとリチウムの相場、中国以外の供給源を求める欧米の政策も、開発の速度を押し引きする。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
読み込み中…