
CRMT
America's Car-Mart中古車販売会社の多くは融資を外部の金融会社に任せるが、この会社は審査から回収まで自前で抱える。1981年の設立以来40年余り、同じ型のまま店を増やしてきた点も同業とは違う。
車の販売益と、自社で組む分割払いの利息を両方取る。直近の2025年4月期は貸倒引当が売上の32.68%まで下がったが、過去5年の平均28.14%はなお上回っている。
貸倒引当は2021年度の19.31%から2024年度は36.48%まで跳ねた過去がある。景気が悪化して客の懐が痛むと、この振れ幅がそのまま利益を削る形で表面化する。
各店の回収成績を日々の指標として細かく追う現場主義を、40年余り変えずに通してきた。延滞した客には一括請求ではなく分割の条件変更で応じ、貸し倒れより回収を優先する。利益は配当に回さず、店の増設に充てる。
この引当の率をどこまで抑えられるかが業績の中身を決める。客の返済が続くかどうかと、仕入れる中古車の値がどこまで上がるかに利益が引っ張られる。
この会社をどう読むか
America's Car-Martは米国南部によくある中古車屋に見える。だが決算を開くと、売上に対する貸倒引当という一つの数字が業績のほぼすべてを語っている。
2021年度に19.31%だった引当率は2024年度に36.48%まで跳ね、直近は32.68%に落ち着いた。信用の薄い客に車を売り、回収まで自社で抱えるからこそ、この振れ幅がそのまま会社の体温になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $446M(31%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$47M
- 長期借入金$722M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- −7.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $65M
- フリーCF
- $63M
- 営業CFマージン
- 5.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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