商業ビルの屋根防水という一つの分野に集中し、改修・葺き替えという繰り返す需要を握る点が強み。屋根は寿命が来れば必ず交換が必要で、景気に比較的左右されにくい。不採算事業を売却して屋根材に特化し、高い利益率を実現した選択と集中の立ち位置にいる。
商業ビルや施設の平らな屋根に使う防水シートや断熱材の製造・販売が収益の柱。新築だけでなく、古くなった屋根の葺き替え・改修の需要が大きい。屋根は定期的に補修・交換が必要なため、繰り返す改修需要を取り込み、建材に特化して稼ぐ構造になっている。近年は不採算事業を売却し屋根材へ集中した。
景気後退や金利上昇で商業建築が冷えると、屋根材の需要が鈍る。原油由来の原材料費の上昇を値上げで吸収しきれないと、利益率が圧迫される。新築の落ち込みや、競合との価格競争も、収益の重しになりうるが、改修需要が下支えする。
安定した配当を長年増やしつつ、屋根材への集中と、買収による同分野の強化、自社株買いに資金を振り向ける経営。手を広げず得意の屋根防水に絞り、改修需要の安定収入を土台に、値上げと効率化で高い利益率を保って稼ぐ力を高める方針が特徴。
商業建築の改修・新築需要に依存する。商業ビルの屋根の葺き替えがどれだけ進むか、建設の活発さ、原材料(石油由来)の価格を価格に転嫁できるか、そして屋根材という得意分野へ集中した強みを生かせるかが、業績を左右する大きな前提になる。改修需要は新築より安定している。
バランスシート (要約)
資産 $6.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.8B(29%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1.1B
- 他の流動資産$1.2B
- 固定資産$4B
- 流動負債$736M
- 長期借入金$2.9B
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5B
- 売上成長率
- 0.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 20.0%
- 純利益率
- 14.8%
- ROE
- 41.3%
- ROIC
- 16.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.1B
- フリーCF
- $971M
- 営業CFマージン
- 21.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $181M
- 配当性向
- 24.4%
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