CSPI
CSP Inc企業のIT機器を右から左に売る堅実な再販業と、サイバー攻撃を検知するARIAという尖った自社製品を同じ屋根の下に抱えている。再販専業とも製品専業とも似ていない組み合わせだ。
売上の97%(2025年度)は、Modcompという子会社を通じた企業向けのIT機器・ソフトの販売と、その保守・運用代行から来る。残る3%が、自社開発のARIAや高速通信用ネットワークカードといった、規模は小さいが利益率の高い自社製品だ。
看板の自社製品ARIAはまだ会社全体の売上の一部にすぎず、機器の再販事業が細れば、それを補うほどの規模には育っていない。かつての主な収益源だったMyricomのネットワークカードも、部品供給元の事情で一部が製造終了に追い込まれた。
1968年に創業してから半世紀以上、手堅いIT再販業で足元を固めてきた。そこで得た資金をARIAの育成に振り向けつつ、株主への配当も続けている。
収益の大半を占めるIT機器の販売・保守は、顧客企業のIT予算がどれだけ動くかに左右される。自社製品のARIAは、規制の厳しい業界のセキュリティ需要をどれだけ取り込めるかにかかっている。
この会社をどう読むか
CSP Incが名刺代わりに掲げるのはARIAというサイバーセキュリティ製品だ。だが2025年度の売上の97%は、企業向けにIT機器やソフトを売り、その保守や運用を代行するModcomp事業から来ている。
ARIAは通信を監視して攻撃を検知するソフトで、規制の厳しい製造業や金融、医療に売り込んでいるが、売上に占める比率はまだ3%にとどまる。かつて自社製品の柱だったMyricomのネットワークカードも部品の調達難で一部が製造終了となり、地味な再販業への依存はむしろ強まっている。
バランスシート (要約)
資産 $71M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $45M(63%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$27M
- 他の流動資産$25M
- 固定資産$19M
- 流動負債$22M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $59M
- 売上成長率
- 6.4%
- 粗利率
- 31.5%
- 営業利益率
- −5.3%
- 純利益率
- −0.2%
- ROE
- −0.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- $2M
- 営業CFマージン
- 3.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $1M
- 配当性向
- —
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