CSW
CSW Industrials施工業者が工事のたびに手に取る消耗品で、何十もの小さな首位ブランドを束ねている点が最大の強み。工事費全体に占める単価が小さいため値上げへの抵抗が弱く、利益率が高い。空調の修理という景気に粘る需要を土台に、買収で複利を積む静かな収集家の立ち位置にいる。
空調の設置や配管の工事で施工業者が使う、接着剤や防水材、配管の支持具、結露の排水部品といった消耗品の製造販売が収益の柱。一つ一つは単価の安い小物だが、工事のたびに必ず使われ、ブランドの指名買いが効く。建築や電力向けの特殊な潤滑剤や密封材も手がける。小さな分野で首位の製品を買収で集め、値上げの通る品揃えで稼ぐ構造になっている。
住宅市況と建設の冷え込みは、工事の数とともに消耗品の出荷を細らせる。買収頼みの成長は、対象の枯渇や高値づかみで鈍る。小物ゆえに大手が本気で攻めれば価格競争に巻き込まれうる。空調の冷媒規制の変化は、関連部品の需要を入れ替えるリスクと機会の両方になる。
連続増配を続けながら、利益を小さな首位ブランドの買収に再投資する経営。事業ごとの自立を重んじ、買収先のブランドと人材を残して効率だけを高める。財務の健全さを保ち、規律ある値段でしか買わない方針が特徴になっている。
空調の更新需要と、買収の継続、施工業者の支持に依存する。家庭と商業施設の空調の修理・交換が続くか、小さな首位ブランドを妥当な値段で買収し続けられるか、ホームセンターや卸の棚を守れるか、そして原材料費の上昇を値上げで転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(45%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$34M
- 他の流動資産$555M
- 固定資産$1.7B
- 流動負債$227M
- 長期借入金$840M
- 短期借入金$29M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 23.3%
- 粗利率
- 41.9%
- 営業利益率
- 15.6%
- 純利益率
- 10.4%
- ROE
- 10.7%
- ROIC
- 6.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $150M
- フリーCF
- $132M
- 営業CFマージン
- 13.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $18M
- 配当性向
- 16.1%
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