多くの同業が外部に運用を委ねて報酬を払う中、自社で運用し報酬を払わない低コストの構造が最大の強み。投資は返済の優先順位が最も高い第一順位の融資が中心で、損失を抑える保守的な姿勢を取る。規模の小さめな中堅企業に特化し、三十年を超えて配当を続ける、内部運用の上場投資会社の立ち位置にいる。
銀行から借りにくい、規模の小さめな中堅企業に対し、自ら資金を貸し付けて利息を稼ぐのが事業の柱。投資の中心は、返済の優先順位が最も高い第一順位の担保付きの融資で、損失を抑える設計を取る。投資ファンドが企業を買収する際の融資が主な相手になる。多くの上場の投資会社が外部に運用を委ねる中、この会社は自社で運用し報酬を払わない低コストが特徴。稼いだ利益のほとんどを高い配当として分配する構造になっている。
景気の悪化で中堅企業の返済が滞れば、貸し倒れが増えて損失が膨らむ最大の弱点になる。規模の小さめな中堅企業は、大企業より景気の影響を受けやすい。金利の低下は利息の収入を減らし、配当の減額を招く。投資ファンドの買収が減れば、融資の案件が細る。借入で規模を膨らませる事業ゆえ、規制や資金の調達の制約も逆風になる。
高い配当を、基本と上乗せの二段で続ける経営。自社で運用する低コストの強みを生かし、返済の優先順位が高い融資を中心に保守的な投資を貫く。借入の規模を規律をもって管理し、規模の小さめな中堅企業に特化することで、長期の複利の成長を狙う方針が特徴になっている。
中堅企業の健全さと、金利、案件の供給に依存する。融資した中堅企業が返済を滞らせず貸し倒れを抑えられるか、変動する金利の水準が利息の収入を支えるか、投資ファンドの買収の案件が活発で融資の機会が生まれるか、そして高い配当を支える純投資の所得を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1B(46%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$29M
- 長期借入金$1.1B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$194M
- フリーCF
- −$194M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $147M
- 配当性向
- 130.3%
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