CSX は、地味な鉄道会社に見えて、実は米国東部の物流を握る「関所」のような寡占企業だ。
すでに敷かれた広大な線路は新規参入がほぼ不可能な資産で、トラックより安く大量に運べる優位が簡単には崩れない。だからこの会社の読みどころは競争ではなく、景気に連動する輸送量と、列車をどれだけ効率よく走らせて利益率を高められるかにある。CSX を読むときは、寡占ゆえの安定と、装置産業ゆえに景気で大きく振れる収益、そして石炭輸送の長期減少を合わせて見るとよい。

東部の主要路線を握り、新たに線路を敷くことが現実的に不可能なため、競争相手が増えない「関所」のような立ち位置が最大の強み。トラックに対する大量輸送のコスト優位も大きい。
米国東部で、石炭や化学品、自動車、コンテナなどの貨物を鉄道で長距離輸送する運賃が収益の柱。自社で保有する広大な線路網を使い、トラックより安く大量に運べる強みで稼ぐ構造になっている。
景気が冷えて輸送量が減ると、固定費の重い装置産業ゆえに利益が大きく振れる。脱炭素で石炭輸送が長期で細ったり、効率化を急いだ結果のサービス低下で顧客がトラックへ流れたりすると、収益の重しになる。
列車を効率的に走らせる運行改革でコストを下げ、高い利益率を追求する経営。生み出したキャッシュを大規模な自社株買いと安定増配に厚く回す、株主還元を重視した姿勢が一貫している。
自己資本や流動性に弱さが見られます。財務の安全性には注意が必要です。
前年比。3年の年平均は -1.7%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
CSX は、地味な鉄道会社に見えて、実は米国東部の物流を握る「関所」のような寡占企業だ。
すでに敷かれた広大な線路は新規参入がほぼ不可能な資産で、トラックより安く大量に運べる優位が簡単には崩れない。だからこの会社の読みどころは競争ではなく、景気に連動する輸送量と、列車をどれだけ効率よく走らせて利益率を高められるかにある。CSX を読むときは、寡占ゆえの安定と、装置産業ゆえに景気で大きく振れる収益、そして石炭輸送の長期減少を合わせて見るとよい。
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