ケンタッキー州などの炭鉱地帯という、大手が手薄な地域に深く根ざし、百年を超える歴史で地元の顧客との関係を築いた点が最大の強み。銀行に加え、信託や資産運用という手数料の事業も併せ持つ。四十年を超えて増配を続ける堅実さも持つ。大手とは異なる、地域に密着した堅実な地方銀行の立ち位置にいる。
ケンタッキー州の東部を中心に、ウェストバージニアやテネシーの炭鉱地帯の地域で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。地元に深く根ざした対面の関係を重んじる。これに加え、信託や、富裕層向けの資産運用、財産の管理といった事業も併せ持ち、手数料の収入を得る。地域に密着した銀行と信託の事業で稼ぐ構造になっている。
地盤の炭鉱地帯は、石炭の産業の衰退で長く経済が伸び悩む弱点を抱える。地域の経済の不振は、融資の貸し倒れを増やす。金利の急な変動は利ざやと保有する債券の価値を揺らす。規模が小さいため、大手のような効率は出しにくい。大手の地方銀行が地盤に進出してくる恐れもある。地域への集中ゆえの偏りも持つ。
配当を四十年を超えて増やし続け、保守的な資本の配分と、選んだ小規模な同業の買収を進める堅実な経営。炭鉱地帯という地盤で、地域に深く根ざした関係を守り、信託の事業も併せ持つ。攻めた拡大より、長期の着実な成長と地域への貢献を重んじる方針が特徴になっている。
地域経済と、金利、信託事業に依存する。地盤とする炭鉱地帯の経済が、石炭の衰退から多様化へ転換する中で保たれるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、信託や資産運用の手数料の事業が安定して収入を生むか、そして融資先の返済が滞らず貸し倒れを抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $856M(13%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$364M
- 長期借入金$64M
- 短期借入金$309M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $105M
- フリーCF
- $97M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $36M
- 配当性向
- 36.7%
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