CURI
CuriosityStreamディスカバリーチャンネルを創業したジョン・ヘンドリックス氏が立ち上げた会社で、スティーブン・ホーキング出演作でエミー賞を受賞し、ノミネートは四度を数える。総合娯楽の配信各社とは客層も番組の狙いも違う。
月額会員から得る配信料が土台になる。そこへ約1万4千本の番組ライブラリを他の配信・放送会社へ貸し出すライセンス収入が乗る。One Day UniversityやLearn25の買収では講義と音声のコンテンツを得た。これらは「Curiosity University」としてまとめ、収益源を広げている。
総合配信の大手が事実ベースの番組を厚くすれば、専門特化という強みは薄れる。月額会員は解約されやすく、ライセンス契約は相手の事情で打ち切られる。話題性の高い独占作を抱えていない分、会員のつなぎ止めは容易ではない。
番組を自社制作・共同制作・提携ライセンスの三通りで仕入れ、コンテンツを絶やさない体制を保っている。手元資金に余裕があり、小型メディア株としては珍しく配当も出している。
会員数を保ち増やせるか、抱えるライブラリをどれだけ他社へ貸し出せるか。この二本立てで数字が決まる。日本のNHKやフランスのZEDといった制作会社との提携で番組を補充できるかも効いてくる。
この会社をどう読むか
CuriosityStreamの成り立ちを知ると見え方が変わる。創業者のジョン・ヘンドリックス氏はディスカバリーチャンネルを立ち上げた人物で、その次に手がけたのが科学や歴史、自然を扱う事実ベース番組専門の配信サービスだった。
番組にはスティーブン・ホーキングやデイビッド・アッテンボローが出演し、ホーキング出演作ではエミー賞も受けている。ただし稼ぎ方は月額会員だけに頼らない。約1万4千本のライブラリを他の配信・放送会社へ貸し出すライセンス収入と、買収で得た講義・音声コンテンツの販売を組み合わせている。小型メディア株には珍しく配当も出しており、話題作を連発する総合配信とは違う土俵で生きている。
バランスシート (要約)
資産 $76M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $41M(55%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$19M
- 固定資産$38M
- 流動負債$30M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $72M
- 売上成長率
- 40.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −10.2%
- 純利益率
- −9.0%
- ROE
- −15.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $13M
- フリーCF
- $13M
- 営業CFマージン
- 18.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $22M
- 配当性向
- —
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