
CV
CapsoVisionカプセル自体が全周360度を撮り、映像を体内の記録装置に溜めてから排出後に取り出すため、腸の中でどちらを向いても死角が生まれにくい。2024年12月には遠隔での服用もFDAに認められ、通院せずに検査を受ける道が開いた。
使い切りのカプセルと映像を読むソフトの販売がほぼ唯一の収入源で、2025年の売上は$13.6Mと前年から15%伸びた。米国では自社の営業が消化器の医師に直接売り込み、欧州は現地の販売網に任せている。
一方向のカメラで撮る先行大手が市場をほぼ握っており、全周撮影という強みだけで置き換えを進められるかは未知数だ。次の柱だった大腸用カプセルは2025年12月のFDAとの面談で画像処理の手法や試験設計に指摘を受け、初代の申請を断念して二代目の開発に切り替えた。
手元の資金を、伸びている小腸用カプセルの販売と、二代目の大腸用カプセルの設計やり直しに絞って投じている。二代目は2026年第3四半期のFDA申請を目指しており、この再挑戦が資金繰りと並ぶ関門になる。
医師がこの読影の段取りを診療に組み込むかと、保険の支払いがつくかで需要が決まる。映像は排出後にしか見られないため、検査中にその場で病変を確かめたい医師の習慣とは噛み合わない面がある。
この会社をどう読むか
この会社の主力商品は、医師が体に入れて操作する器具ではない。患者が飲み、十数時間かけて小腸を通り、体外に出たところを回収して初めて中身が読める、検体に近い性格の道具だ。
挿入の苦痛がなく死角も少ないという強みで販売は伸びているが、2025年末には次の柱と見ていた大腸用カプセルの初代申請を、FDAとの協議のすえ断念している。規制の関門が計画どおりには開かないことを、その年の出来事が示した。
バランスシート (要約)
資産 $18M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13M(73%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 固定資産$1M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $14M
- 売上成長率
- 15.3%
- 粗利率
- 52.9%
- 営業利益率
- −188.3%
- 純利益率
- −186.8%
- ROE
- −190.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$23M
- フリーCF
- −$23M
- 営業CFマージン
- −168.7%
- 現金ランウェイ
- —
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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