まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
長距離の輸送に加え、景気に左右されにくい専用の契約配送と、米国でも担い手のほとんどいない武器や火薬の特殊輸送という独自の領域を併せ持つ多角化が最大の強み。特殊輸送は競合がほぼなく、安定した利益を生む。創業家が長く率いる。汎用の長距離輸送の大手とは異なる、特殊な領域を持つトラック運送の立ち位置にいる。
トラックで貨物を運ぶのが事業の柱。柱は四つで、全米を結ぶ長距離の輸送、大手の小売向けに専用の車両を割り当てる契約配送、自社で車両を持たずに貨物を取り次ぐ物流の仲介と倉庫、そして買収で得た、武器や弾薬、火薬を運ぶ特殊な輸送からなる。特に火薬などの特殊輸送は、特別な許可を要し、米国でも担い手がほとんどいない独自の領域になっている。運んだ貨物の運賃で稼ぐ構造になっている。
運送の市況は景気に左右され、貨物が減って運賃が下がると採算が一気に細る波の大きさが弱点になる。運転手の不足と人件費の上昇は重荷になる。軽油の燃料費の高騰も採算を圧迫する。専用の配送の契約の更新に失敗すれば、安定した収入を失う。武器や火薬の特殊輸送は、許可や規制を巡る問題が起きれば事業が揺らぐ。
配当を続けながら、長距離と専用配送、特殊輸送の複合で運送市況の波を和らげる経営。創業家が長く率い、景気に左右されにくい契約配送と、競合のいない武器や火薬の特殊輸送を強みに据える。買収した特殊輸送を束ねつつ、運送の波の大きい事業を多角化で着実に回す方針が特徴になっている。
運送市況と、契約配送、特殊輸送に依存する。景気が活発で運ぶべき貨物の量と運賃が保たれるか、大手の小売との専用の配送の契約を維持できるか、武器や火薬の特殊輸送の許可を保てるか、そして軽油の燃料費や運転手の人件費を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $404M(39%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
読み込み中…