CVR
Chicago Rivet & Machine完成品を売るのではなく、部品であるリベットと、それを取り付ける生産設備の両方を自社で作る組み合わせを続けている。同業の多くは留め具か機械のどちらかに専業する。
熱を加えずに金属を圧して成形するリベットや留め具を作り、自動車や家電の組立ラインへ部品として供給する。あわせて、そのリベットを自動で打ち込む専用機械も自社で設計して売り、部品と設備の両方から代金を受け取る。
自動車生産が落ち込めば留め具の需要も同じだけ細る。10-Kには株式報酬の制度も取り決めも一切持たないと書かれており、株価が沈んでも経営陣の手取りが直接には痛まない設計になっている。
役員報酬は現金中心で、ストックオプションを使わない設計を長く維持している。派手な拡大よりも、既存の自動車部品の供給網での位置を守りながら配当を出し続けることを選んでいる。
自動車メーカーの生産計画に売上が連動しやすく、鋼材価格の上昇をどこまで納入価格に乗せられるかで利ざやが決まる。本社と拠点はイリノイ州ウォレンビルにあり、顧客も供給先も北米にほぼ収まっている。
この会社をどう読むか
年次報告に「当社は株式報酬の制度も取り決めも持たない」と一行だけ書いてある上場企業は、いまどきそう多くない。Chicago Rivetはそれを続けており、役員への報酬は現金、株主への還元は配当という、拡大を前提にしない設計をとる。
事業のほうも同じ性格で、自動車の組立ラインに使うリベットと、そのリベットを打ち込む機械を両方自前で作る。留め具か機械かどちらかに専業する同業が多いなか、この組み合わせが小さな会社の居場所になっている。
バランスシート (要約)
資産 $23M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $19M(81%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$11M
- 固定資産$11M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $28M
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- 14.8%
- 営業利益率
- −4.3%
- 純利益率
- −3.9%
- ROE
- −5.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −4.4%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
- 配当総額(年間)
- $116K
- 配当性向
- —
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