CVV
CVD Equipment汎用の量産装置ではなく、次世代のガスタービンエンジンに使うセラミック複合材料のような、少量で難度の高い用途に狙いを定めている。燃費を下げる新素材を実際に作る側の炉を、注文ごとに組み上げる。
化学蒸着や物理蒸着といった手法で、材料の表面に薄い膜を積もらせたり結晶を育てたりする装置を設計・製造して売る。相手は航空宇宙、化合物半導体、蓄電池、それに世界各地の研究所で、量産品ではなく一台ごとの受注が収入になる。
一台ずつ設計する受注生産のため、大口案件が途切れると数字が一気に落ち込む。2025年に受注が減った際は、部品加工を外部委託に切り替え、人員を削って年間およそ$1.8Mの固定費を落とす計画に踏み切っている。
2026年3月、超高純度のガス供給装置を手がけるSDC部門をAtlas Copco傘下へおよそ$16.9Mで売ることを決めた。手を広げるより畳んで身軽にする方向に舵を切り、入る現金は配当ではなく財務の余裕づくりに充てるとしている。
次世代のジェットエンジン部材や炭化ケイ素ウェハーの研究と設備投資が、どれだけ活発かで受注が決まる。少数の大口顧客からの追加発注が続くかどうかが、業績の振れ幅を左右する。
この会社をどう読むか
CVD Equipmentが作るのは、気体を化学反応させて材料の表面にごく薄い膜を積もらせる装置だ。地味な機械に見えるが、次世代のジェットエンジンに使うセラミック複合材料や、炭化ケイ素の結晶を育てるのに欠かせない道具になっている。
装置は顧客の用途に合わせて一台ずつ作るため、大口の注文が入るかどうかで業績が大きく振れる。2025年には受注の落ち込みを受けて部品加工を外に出し、2026年にはガス供給装置のSDC部門を売却すると決めた。事業を絞り、身の丈に合わせて組み替えている最中だ。
バランスシート (要約)
資産 $28M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(90%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$8M
- 固定資産$11M
- 流動負債$3M
- 短期借入金$181K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $26M
- 売上成長率
- −4.1%
- 粗利率
- 28.3%
- 営業利益率
- −7.4%
- 純利益率
- −6.1%
- ROE
- −6.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$4M
- フリーCF
- −$4M
- 営業CFマージン
- −14.3%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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