Chevron は、油田の開発から精製・販売までを一貫して持つ国際石油大手で、その業績は「原油価格」に大きく左右される会社だ。
原油が高ければ掘り出して売る事業が大きく稼ぎ、安ければ精製・販売側が下支えする、という両輪を持つ。波の大きい事業だが、財務が健全で、原油安の局面でも配当を守れる体力が最大の安心材料になっている。Chevron を読むときは、会社の戦略以上に、原油価格の方向と、それでも増配を続けられる財務の強さを軸に見るとよい。

油田開発から精製・販売までを一貫して持つ規模と、財務の健全さが強み。原油安の局面でも配当を守れる体力があり、低コストの優良油田を抱える点も他社との差になる。
原油や天然ガスを掘り出して売る上流事業が利益の中心。これに、原油をガソリンなどに精製して売る下流事業が加わる。原油価格が高いほど上流が大きく稼ぎ、安いときは精製側が支える構造になっている。
原油価格が急落すると、上流の利益が一気に細る。脱炭素の流れで化石燃料の長期需要に不安が出たり、大型開発が予算を超過したりすると、収益と将来性の重しになる。
原油価格で利益が振れる中、連続増配を最優先にする株主還元の姿勢が際立つ。財務の健全さを保ちながら、低コストの油田開発に絞って投資する規律ある経営が特徴になっている。
財務はおおむね健全です。一部の指標に改善の余地があります。
前年比。3年の年平均は -8.4%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
Chevron は、油田の開発から精製・販売までを一貫して持つ国際石油大手で、その業績は「原油価格」に大きく左右される会社だ。
原油が高ければ掘り出して売る事業が大きく稼ぎ、安ければ精製・販売側が下支えする、という両輪を持つ。波の大きい事業だが、財務が健全で、原油安の局面でも配当を守れる体力が最大の安心材料になっている。Chevron を読むときは、会社の戦略以上に、原油価格の方向と、それでも増配を続けられる財務の強さを軸に見るとよい。
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