CWST
Casella Waste Systems収集車から中継基地、埋立地までを自社で連ねる垂直統合を、人口密度の高い北東部という限られた地面の上で組み上げている。ペンシルベニア州マウントジュエットの埋立地では鉄道での搬入を広げ、市場全体の処分先が細るなかで受け入れ側の役を厚くしている。
家庭や企業から出るごみの収集料と、自社の埋立地に運び込む処分料が主な収入源で、集めたごみを自社の処分場へ流し込めるほど一件あたりの取り分が厚くなる。大口の商業・工業顧客には、資源の選別や有機廃棄物の処理まで請け負うリソース・ソリューションズ部門を別に構える。
資源相場が崩れるとリサイクル部門の採算が薄くなり、建設不況が長引けば産業廃棄物の量そのものが細る。埋立地の許認可や拡張工事が思うように進まない年が続けば、他社の処分場に金を払って運び出す側に回る。
地元の中小業者を買って収集網の密度を上げるやり方を積み重ね、手元の資金は買収と処分場の設備更新に優先して回している。2025年に9件を取り込み、2026年1月にはMountain State Wasteの買収でウェストバージニア州まで足を伸ばした。
東部11州の景気とごみの発生量、そして集めたごみを自社の埋立地にどれだけ自前で流し込めるかで採算が決まる。北東部では処分場の閉鎖が続き、行き場を失った量が鉄道で州外へ運び出されるほど受け入れ余力が細っている。
この会社をどう読むか
ごみを集める会社は星の数ほどあるが、その先の埋立地まで自前で持つ会社は限られる。Casellaはバーモント州ラトランドを本拠に、東部11州で収集から処分、リサイクルまでを自社で連ねている。
北東部では処分場の閉鎖が続き、行き場を失ったごみが鉄道で州外へ運ばれるまでになった。処分場を持つ側の値決めは通りやすいが、埋め立て容量は使えば減るもので、許認可と拡張工事が進まなければ優位はそのまま目減りしていく。
バランスシート (要約)
資産 $3.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.6B(47%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$124M
- 他の流動資産$246M
- 固定資産$2.9B
- 流動負債$294M
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$26M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- 18.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.5%
- 純利益率
- 0.4%
- ROE
- 0.5%
- ROIC
- 1.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $330M
- フリーCF
- $85M
- 営業CFマージン
- 18.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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