安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
半世紀を超える連続増配という、米国でも最長級の記録が示す経営の安定が最大の強み。水道という究極の必需を、競争のない地域独占で供給する。百年近い歴史と五州への分散を持ち、配当の王者として個人投資家に長く愛される立ち位置にいる。
カリフォルニア州を中心に、ワシントンやハワイなど西部五州で家庭と企業に水を供給する規制料金が収益の柱。水道管や浄水設備への投資に州が認める利回りを上乗せして回収する。州の規制委員会との数年ごとの料金交渉が収益の土台になる。小さな水道会社の買収で営業地域を広げ、投資と料金の積み上げで稼ぐ構造になっている。
金利の上昇は、安定配当株の評価をじわじわ削る。カリフォルニアの干ばつと山火事は水源と設備の費用を押し上げる。料金改定が住民の反発で削られると投資の回収が遅れる。水に含まれる有害物質の規制強化は、新たな浄化費用を強いる。
連続増配の記録を守ることを軸に、水道管の更新投資を着実に積む経営。規制当局との関係を丁寧に保ち、無理のない料金改定を重ねる。小さな水道会社の買収で地域を広げる方針が特徴になっている。
州の料金認可と、干ばつ対応、金利に依存する。規制委員会が投資への利回りと料金改定を認め続けるか、カリフォルニアの干ばつと水質規制への対応費用をこなせるか、買収で営業地域を広げられるか、そして金利が借入と配当株の評価を圧迫しすぎないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $5.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(30%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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