CXAI
CXApp出願37件・成立17件の特許は、3次元の位置検出や電波指紋といった屋内の測位技術に集まっている。業務ソフトの側から場所の機能を足していく大手とは、入り口が逆側にある。
社員が職場の情報や手続き、社内の道順にたどり着くためのアプリを、期間ぎめの利用料で貸している。導入時の設定や運用の支援も、別の役務として請け負う。
損失続きの歴史があり、資金を足すたびに既存株主の持ち分が薄まる。マイクロソフトやシスコのような大手が職場体験の機能を自社の業務基盤へ取り込み始めており、単機能で戦える幅は狭まっていく。
分離のときの契約で、インピクソンと互いの知財を使い合える形を残したまま単独運営に移った。配当の予定はなく、資金は開発と、買い足した事業の取り込みに向かう。
伸びる条件は、いまの契約先への追加販売と新規開拓が両方回ること。研究開発費が売上を上回ってきた会社なので、開発の手を緩めないまま売上を積む必要がある。
この会社をどう読むか
CXApp を職場向けアプリの新興と見ると、なぜ屋内地図の特許を抱えているのかが説明できない。答えは出自にある。2023年に屋内測位のインピクソンから事業ごと切り出されて、独立した会社だ。
引き継いだのは測位技術の特許群と、それを社員の一日に落とし込んだアプリ。売り方は期間ぎめの利用料で、導入設定の役務がその上に乗る。研究開発費が売上を上回ってきた歴史を抱えたまま、大手が同じ機能を業務基盤へ取り込み始めた。単機能でどこまで押し切れるかが、この会社に突きつけられている問いだ。
バランスシート (要約)
資産 $32M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $14M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$11M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$20M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5M
- 売上成長率
- −35.8%
- 粗利率
- 87.4%
- 営業利益率
- −383.5%
- 純利益率
- −294.0%
- ROE
- −96.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- −226.5%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
CXAI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…