DAIC
CID Holdco電波タグの位置情報だけで済ませず、カメラの映像で裏を取る二重の確認を標準に据えている。車両の速度制御につなぎ、人や資産にぶつかる前に止めるところまで踏み込む点は、在庫管理の道具とは性格が違う。
電波タグの位置情報と、消費電力の小さいカメラによる映像の確認を組み合わせた追跡の仕組みを、月々の利用料で提供する。門を出ようとする車両に高価な資産が積まれていないか、棚卸しの手間を減らせないかといった、現場の具体的な困りごとに合わせて売り込む。
規模の小さい会社が既存の物流システムに置き換えを迫る構図で、大手の壁は厚い。拠点が国と州をまたいで散らばっているため、開発と製造と営業の足並みを揃える負担も常にかかる。収入が細いまま開発費がかさめば、資金のほうが先に尽きる。
本社はラスベガス、政府営業はメリーランド、開発の中枢はマサチューセッツ、ソフトはインドのバンガロール、製造はプエルトリコの子会社と、機能ごとに拠点を分けている。資金は製品開発と大口顧客の開拓に向かう。
建設、軍、鉱山、小売、倉庫、製造と顧客層は広く掲げるが、実際に効果を示した現場の数がそのまま次の受注につながる。政府向けの営業をわざわざ東海岸に置いているとおり、公的機関の予算も無視できない比重を持つ。
この会社をどう読むか
門から出ていくトラックに、持ち出してはいけない資産が積まれていないか。CID Holdcoの仕組みは、電波タグで積荷を捉え、人工知能付きのカメラで映像を突き合わせ、その場で車を止めるところまでやる。
同じ仕組みは、倉庫の棚卸しを安価な読み取り機で回す用途や、車両同士の衝突を検知して速度を落とす用途にも向けられている。
会社の形はかなり独特だ。本社はラスベガス、政府向けの営業はメリーランド、開発はマサチューセッツ、ソフトはインド、製造はプエルトリコの子会社に分かれている。SEE IDとして始まった事業を統合してできた器であり、この分散をまとめ切れるかが技術そのものと同じくらい重い。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $239K(2%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$866K
- 他の流動資産$6M
- 固定資産$4M
- 流動負債$8M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6M
- 売上成長率
- 3261.7%
- 粗利率
- 46.0%
- 営業利益率
- −179.2%
- 純利益率
- −632.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$13M
- フリーCF
- −$14M
- 営業CFマージン
- −228.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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