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Data I/O Corp装置を売り切る商売から、アダプターとサービスの繰り返し収入が過半近くを占める形へ組み替えた点が、設備投資の波にそのまま揺さぶられる同業との差になっている。
半導体の生産ラインに、書き込みとセキュリティ情報の埋め込みを行う装置を納める。加えて専用アダプターやソフトウェアサービスなど繰り返しの収入があり、2025年12月期はこれが売上の58%を占めた。
顧客の設備投資が細ると装置本体の販売は大きく落ちる。2025年8月には外部のファイアウォールサービスの脆弱性を経由したランサムウェア被害を受け、復旧と専門家費用で約$388Kを計上した。基幹システムをAcumaticaへ切り替える予定日は2026年7月1日で、ここも実行の失敗が業務を止めかねない山場になる。
2024年第4四半期に就任したWilliam Wentworthが6つの優先課題を掲げ、製品基盤の刷新から社内システムまで一斉に手を入れている。2025年8月にはMicrosoft出身のCharles DiBonaを最高財務責任者に迎えた。
装置の売れ行きは自動車や電子機器メーカーの設備投資の周期についていく。繰り返し収入の比率が上がるほど、装置が売れない年の落ち込みは浅くなる。米国レドモンドと中国上海の二拠点生産をどう使い分けるかも、関税環境しだいで意味が変わる。
この会社をどう読むか
Data I/Oが作っているのは、出荷前の半導体に中身の情報と偽物対策の鍵を書き込む装置で、1972年からこれ一本でやってきた。
老舗が現状維持をしている会社かというと、いまはむしろ逆だ。2025年は次世代機LumenX2をミュンヘンの展示会で出し、収益の重心を消耗品とサービスへ寄せ、経営陣も入れ替えた。同じ年の8月にはランサムウェア被害まで重なっており、変わることの多い時期がしばらく続く。
バランスシート (要約)
資産 $20M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $14M(67%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$12M
- 固定資産$3M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $22M
- 売上成長率
- −1.2%
- 粗利率
- 49.3%
- 営業利益率
- −23.8%
- 純利益率
- −24.4%
- ROE
- −38.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −10.4%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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