
DAR
Darling Ingredients食品の残さや使用済み油という、他社が扱いにくい原料を安く集めて資源に変える独自の回収・加工網が最大の強み。世界規模の回収網で原料を確保し、飼料から再生燃料まで幅広い製品に変えられる。脱炭素で需要が伸びる再生ディーゼルの追い風を受け、循環型の事業で先行する立ち位置にいる。
食肉加工で出る残さや、飲食店の使用済み食用油などを回収し、加工して売る収益が柱。動物由来の脂やたんぱく質を飼料やペットフード、ゼラチンなどの原料に変える。さらに、回収した油脂を提携先と再生ディーゼルに加工する事業が大きく育っている。捨てられるものを資源に変えて売る、循環型の事業で稼ぐ構造になっている。
飼料や油脂、再生ディーゼルの相場が下落すると、加工品の採算が悪化する。再生燃料は政策の補助に支えられる面があり、政策の変更は収益を揺さぶる。食肉処理量の減少による原料の不足や、原料となる油脂の価格の高騰も、収益の重しになりうる。製品相場と政策に業績が左右される構造を持つ。
配当を出さず、利益を再生ディーゼル事業への投資と、回収網の拡大、効率的な加工に振り向ける経営。捨てられるものを資源に変える独自の事業を土台に、伸びる再生燃料を取り込みながら、製品相場の変動を幅広い製品で和らげて稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
原料となる残さの回収量と、加工した製品の価格、再生燃料の需要に依存する。食肉処理や外食から残さを安定して集められるか、飼料・原料や再生ディーゼルの相場が高いか、再生燃料を後押しする政策が続くか、そして加工を効率よく回せるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $10.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.7B(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$89M
- 他の流動資産$1.5B
- 固定資産$8.7B
- 流動負債$1B
- 長期借入金$3.9B
- 短期借入金$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6.1B
- 売上成長率
- 7.4%
- 粗利率
- 24.0%
- 営業利益率
- 4.5%
- 純利益率
- 1.0%
- ROE
- 1.3%
- ROIC
- 2.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.1B
- フリーCF
- $679M
- 営業CFマージン
- 17.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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