配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
店舗の看板は今もDSWのままで、社名だけがDesigner Brandsに変わった。自社ブランドを持って卸にも回す靴小売は珍しくないが、売上の9割近くを会員が生む偏りはこの規模では際立つ。2024年にはカナダの靴チェーンを買収し、ケベック州での足場を広げた。
店舗とネット通販中心の小売事業と、買収で集めた複数の自社ブランドを外部にも卸す事業の二本柱で稼ぐ。ロイヤルティ会員は約3,000万人にのぼり、小売事業の売上の89%をこの会員が生んでいる。
景気後退で裁量的な消費が細れば店舗売上に響き、有力スニーカーブランドが自ら直販を強めれば卸の仕入れ条件が悪化する。海外調達品への関税も利益率を圧迫する。
店舗網を畳んだり移したりしながら、買収した自社ブランドを自前の売り場と外部への卸の両方に流す形をとる。株主への還元は四半期ごとの配当が基本で、時に特別配当を上乗せする。
靴は買い替えを先送りできる商品なので、米国とカナダの家計の余裕がそのまま来店数に出る。仕入れの側では有力スニーカーブランドとの取引条件が、売り場の品揃えを左右する。
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $282M(15%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…