ろ過という専門分野で高い技術と幅広い品ぞろえを持ち、機器に組み込まれた後の交換用フィルターが繰り返し売れる収益構造が最大の強み。いったん採用されると交換需要が長く続き、安定した収益をもたらす。エンジン用から半導体・食品向けの高度なろ過まで手がけ、専業ならではの信頼を築いた立ち位置にいる。
トラックや建設機械のエンジン用、工場の空気や液体をきれいにする産業用、それに半導体や食品向けの高度なフィルターの販売が収益の柱。機械や設備に組み込まれるフィルターは、汚れたら交換が必要な消耗品で、繰り返し売れる。新品の機器向けに加え、交換用フィルターの安定した需要を取り込む。ろ過という専門分野に特化して稼ぐ構造になっている。
景気後退で産業機械や工場の稼働が落ちると、フィルターの需要が鈍る。新車・新機器向けの販売は景気の波を受けやすい。原材料費の上昇を価格に転嫁しきれない局面や、競合との価格競争、特定の産業向けの需要の偏りも、収益の重しになりうる。ただし交換需要が下支えするため振れは比較的小さい。
配当を長年増やしつつ、高度なろ過分野への投資と、交換需要の取り込み、効率的な生産に力を入れる経営。機器の稼働で振れる新品向けを、交換用フィルターの繰り返し需要で和らげ、半導体・食品など成長分野へ広げながら専門性を生かして着実に稼ぐ方針が特徴。
産業機械や設備の稼働と、交換用フィルターの需要、新しい用途への展開に依存する。トラックや機械が活発に使われ交換需要が増えるか、工場の稼働が高いか、半導体や食品など高度なろ過の分野へ広げられるか、そして技術で他社に差をつけられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(49%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$180M
- 他の流動資産$1.3B
- 固定資産$1.5B
- 流動負債$757M
- 長期借入金$640M
- 短期借入金$31M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.7B
- 売上成長率
- 2.9%
- 粗利率
- 34.8%
- 営業利益率
- 13.4%
- 純利益率
- 9.9%
- ROE
- 25.2%
- ROIC
- 18.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $419M
- フリーCF
- $340M
- 営業CFマージン
- 11.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $132M
- 配当性向
- 35.9%
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