
DCO
Ducommun電子の組立品と機体の構造部品の両方を手がけ、失敗の許されない用途に設計から組立まで応える幅広さが最大の強み。百七十年を超える米国でも最古級の歴史と実績は、参入の難しい防衛の領域で信頼の土台になる。重要な計画に部品を供給する、航空と防衛の老舗の立ち位置にいる。
軍用と民間の航空機、ミサイルやレーダーに組み込まれる電子の組立品と、機体を支える金属や複合材の構造部品を作って納めるのが収益の柱。失敗の許されない用途向けに、設計から加工、組立までを引き受ける。主な納め先は大手の防衛企業と航空機メーカーになる。受注した部品の量と、加工の難しさに応じた採算で稼ぐ構造になっている。
防衛予算の削減や、特定の計画の中止は、受注の前提を直撃する。大手の航空機メーカーの生産の遅れが続けば、構造部品の注文が細る。航空宇宙は熟練の技能者が不足しがちで、人手が足りないと増産につまずく。金属や複合材の原料費の高騰も、薄い採算を圧迫する。
配当を出さず、現金を設備への投資と買収、借入の返済に充てる経営。電子と構造の二つの事業で、航空と防衛の双方の需要を取り込む。買収で品揃えを広げつつ、利益率の高い電子部品の比率を高める方針が特徴になっている。
防衛予算と、民間航空機の生産、熟練の技能者に依存する。各国の防衛予算が主要な計画を支えるか、大手の航空機メーカーの生産が回復し増えるか、加工に欠かせない熟練の技能者を確保できるか、そして金属や複合材の原料費を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $661M(56%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$45M
- 他の流動資産$581M
- 固定資産$560M
- 流動負債$179M
- 長期借入金$300M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $825M
- 売上成長率
- 4.9%
- 粗利率
- 26.9%
- 営業利益率
- −4.3%
- 純利益率
- −4.5%
- ROE
- −5.6%
- ROIC
- −2.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$33M
- フリーCF
- −$49M
- 営業CFマージン
- −4.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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