
DEC
Diversified Energy新しい井戸を掘るのではなく、大手が手放す成熟した井戸を割安に買い集め、集中運営で費用を抑えるという、開発中心の同業とは正反対の独自の手法が最大の特徴。産出の減りがゆっくりで、二十年を超えて長く産出する井戸を多く抱える。長期の値決めや、データセンター向けの自家発電も補う。成熟ガス田の運営に特化した独立系の立ち位置にいる。
すでに生産のピークを過ぎ、ゆっくりと産出を続ける成熟した天然ガスや石油の井戸を運営するのが事業の柱。大手の石油会社や開発の会社が手放したい成熟した井戸を、割安にまとめて買い取り、集中して運営し費用を抑えることで利益を生む独自の手法を取る。米国東部などに膨大な数の井戸を持つ。天然ガスの先物で数年先まで値段を固める長期の手立ても取る。産出した天然ガスや石油の販売で稼ぐ構造になっている。
天然ガスの価格が長く低迷すれば、産出の採算が圧迫される弱点を抱える。メタンの漏れや、役目を終えた井戸を閉鎖する責任に伴う費用や規制が、財務の重荷になる。割安な買収を重ねるため、借入が膨らみやすい。膨大な井戸の閉鎖の義務が負債として計上され、評価を圧迫する。空売りの投資家からの批判の対象になった経緯もある。
配当を続けながら、規律ある割安な買収と、集中運営による効率化を進める経営。創業者が率い、天然ガスの先物で数年先まで値段を固めて収益を安定させる。役目を終えた井戸の閉鎖や環境の修復にも取り組みつつ、データセンターや輸出による天然ガスの需要の追い風を取り込む方針が特徴になっている。
天然ガス価格と、井戸の取得、環境規制に依存する。天然ガスの価格が、データセンターや輸出の需要を背に保たれるか、大手が成熟した井戸を手放し続けて割安に買える機会が続くか、長期の値決めの手立てが収益を安定させるか、そしてメタンの漏れや井戸の閉鎖を巡る環境規制の費用を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $984M(16%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$30M
- 他の流動資産$620M
- 固定資産$5.5B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$2.7B
- 短期借入金$237M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- 141.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 29.2%
- 純利益率
- 18.6%
- ROE
- 34.7%
- ROIC
- 10.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $465M
- フリーCF
- $280M
- 営業CFマージン
- 25.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $85M
- 配当性向
- 24.9%
DEC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…