
DEI
Douglas Emmettロサンゼルス西部という、新規の建設が極めて難しい一等地で圧倒的なシェアを握る供給の制約が最大の強み。代えのきかない立地で、高所得のテナントから高い賃料を取れる。ハワイのウォーターフロントの賃貸住宅という独自の資産も持ち、創業家が長く経営する地域集中型の不動産の立ち位置にいる。
ロサンゼルスの西部とハワイのホノルルという、供給の限られた一等地に絞って、上質なオフィスビルと高級な賃貸住宅を保有し、その賃料が収益の柱。オフィスは映像や金融、法律事務所などの高所得のテナントが中心になる。賃貸住宅は安定した需要を生む。新規の建設が難しい地域に集中することで、賃料と稼働を保ちやすい構造になっている。
在宅勤務の定着でオフィスの需要が細れば、賃料と稼働が傷む。映像業界の不況は、地元の主要テナントを直撃する。金利の高止まりは借り換えを難しくし、不動産株の評価も削る。賃貸住宅では家賃の規制が強まれば収益が抑えられる。地域を絞るぶん、その地域の不振が業績を直撃する。
配当を続けながら、ロサンゼルス西部とハワイに資源を集中する経営。供給の制約という強みを守り、選別的に開発を進める。創業家が長く経営し、一等地の独占的な地位を保つことを最優先に置く長期志向の運営が特徴になっている。
西部オフィスの需要と、ハワイの不動産、金利水準に依存する。出社の回復や映像・金融の需要がオフィスの稼働を支えるか、ハワイの観光と地域経済が賃貸住宅を支えるか、金利が借り換えと不動産株の評価を圧迫しすぎないか、そして供給の制約という強みが保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $9.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(21%)。
自己資本の薄さか借入の重さが同業の中でも目立つ
- 現金・現金同等物$341M
- 長期借入金$5.5B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1B
- 売上成長率
- 1.8%
- 粗利率
- 63.4%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 1.6%
- ROE
- 0.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $387M
- フリーCF
- $194M
- 営業CFマージン
- 38.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $127M
- 配当性向
- 782.3%
DEI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…