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Dragonfly Energy汎用のリチウム電池メーカーと違い、燃えにくいリン酸鉄リチウムに絞り、RVや船といった電力網の外の用途に特化してきた。組み立てをアメリカ国内の自社工場で行う点も、輸入品が多いこの市場では珍しい。
Battle Born ブランドの電池パックを、OEMや代理店、直販を通じてRVや船、トラックの補助電源に売る。2024年11月にネバダ州リノの新工場(39万平方フィート)へ移転し、モジュール組み立てから電池組み立てまでを自社工場で完結させる体制を整えた。
余暇の乗り物は物価高で真っ先に買い控えられる品目で、需要が細ると新工場の稼働率も落ちる。リチウム電池市場は参入が相次ぎ、価格競争が激しい。全固体電池の開発は時間と費用がかかり、赤字のまま増資が続けば持ち分が薄まっていく。
稼いだ現金は新工場の稼働率を引き上げることと、次世代の全固体電池の開発に振り向けている。株主に配る段階には入っておらず、Battle Bornブランドの直販網を広げることを先に置いてきた。
主に鉛電池からリン酸鉄リチウムへの置き換えがどこまで進むかと、RVや船といった余暇の乗り物の需要にかかっている。工場の稼働率を上げて原価を下げられるかも、黒字化の時期を決める。
この会社をどう読むか
Dragonfly Energyはキャンピングカーや船向けのリチウム電池を売る新興に見える。だが2024年11月、ネバダ州リノで9.9万平方フィートの工場から39万平方フィート超の工場へ移り、組み立てを自社に抱え込む生産会社の顔が濃くなった。
鉛電池をリチウムに置き換える需要を取り込みながら、燃えにくい全固体電池の開発にも資金を割いている。稼ぐ力より投資が先行する段階が続き、余暇の乗り物という景気に敏感な市場が業績の振れ幅を決める。
バランスシート (要約)
資産 $87M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(13%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$32M
- 固定資産$36M
- 流動負債$20M
- 長期借入金$9M
- 短期借入金$433K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $59M
- 売上成長率
- 15.8%
- 粗利率
- 26.7%
- 営業利益率
- −39.5%
- 純利益率
- −119.3%
- ROE
- −606.6%
- ROIC
- −86.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$26M
- フリーCF
- −$28M
- 営業CFマージン
- −44.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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