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1stDibs.com誰でも出せる場ではなく、社内の目利きが在庫の質を見てから出品を認める点が量を売る通販と違う。20年余り前にパリの蚤の市をネットへ移すという発想から始まった経緯が、今の品揃えの偏りを説明する。
出品者から受け取る成約手数料と月々の出店料が収入で、商品そのものは手元に置かない。2024年に方針を変え、数を集めるより熱心に売る出品者だけを残す方向へ絞り込んだ。
高額品ゆえ景気の冷え込みに弱く、直近1年に買った人の数は64,300人から60,700人へ減った。出品者を絞りすぎれば品揃えが痩せ、緩めれば審査の信用が薄れるという、両側に落とし穴のある調整が続く。
商品を預からず物流だけを手配する身軽な運営で、資金は在庫ではなく買い手と出品者の質に向ける。登録者の数より、一件あたりの単価と再購入の頻度を見て手を打つ。
平均注文額は約$2,600で、買い手の懐具合がそのまま取引額に出る。プロのインテリアデザイナーである「トレード買い手」が流通総額の31%を占め、この層の常連ぶりが商売を支えている。
この会社をどう読むか
出品者は2025年末で約5,700、前年の約5,900から減っている。売り場を広げれば増えるはずの数がなぜ減るかというと、社内の目利きが在庫を見てから出品を認める仕組みを、崩したくないからだ。
扱う品は絵画から一点物の家具、宝飾まで幅があり、1点$100足らずから$1M超まで並ぶ。始まりは20年余り前、パリの蚤の市をネットに移すという構想で、2013年に通販の仕組みを載せ、2016年に今の市場型へ切り替えた。信用を売る商売である以上、品揃えの厚みと審査の厳しさのどちらを取るかという調整からは逃れられない。
バランスシート (要約)
資産 $132M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $94M(71%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約7年分
- 現金・現金同等物$23M
- 他の流動資産$79M
- 固定資産$30M
- 流動負債$24M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $90M
- 売上成長率
- 1.5%
- 粗利率
- 73.0%
- 営業利益率
- −21.2%
- 純利益率
- −15.2%
- ROE
- −14.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −2.7%
- 現金ランウェイ
- 約7年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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