
DIN
Dine Brands Global朝食の家族向けの食堂と、気軽なカジュアルの食事の店という、性格の異なる二大チェーンを束ねる点が最大の特徴。店舗の大半を加盟店に任せる身軽な仕組みで、本部は使用料を中心に稼ぐ。一つの建物で二つのチェーンを同居させる新しい出店の手法も進める。一つの業態に絞る外食の大手とは異なる、二大チェーンを身軽に束ねる本部の立ち位置にいる。
外食チェーンの店舗の大半を加盟店に任せ、その加盟店から商標の使用料などを受け取るのが事業の柱。看板は、朝食のパンケーキで知られる家族向けの食堂と、気軽なカジュアルの食事を出す酒場風の店の二つ。これに小ぶりなメキシコ料理のチェーンも加わる。店舗の大半は独立した加盟店が運営し、本部は自前で店をほとんど持たない身軽な仕組みを取る。直営の少数の店や、加盟店への建物の賃貸の収入もある。加盟店からの使用料を中心に稼ぐ構造になっている。
物価高や賃金の停滞で外食の需要が縮めば、業績が冷える弱点になる。加盟店の採算が悪化すれば、店舗の閉店が加速する。同業の外食の大手との、価格と来客の争奪も激しい。とりわけカジュアルの食事の店の既存の売上の低迷や、家族向けの食堂の市場の縮小が逆風になる。新しい出店の手法が期待ほどの相乗効果を生まない恐れや、配当の削減もある。
配当を続けながら、二大チェーンの既存の店の売上の回復と、一つの建物で二つのチェーンを同居させる出店、小ぶりなメキシコ料理のチェーンの拡大を進める経営。店舗の大半を加盟店に任せる身軽な仕組みを生かす。自社株買いも交えて株主に還しつつ、加盟店の採算の支援と、新しい出店の手法を軸に運営する方針が特徴になっている。
外食の需要と、加盟店の採算、既存店の売上に依存する。米国の外食の需要が、物価高や賃金の動向に左右されずに保たれるか、加盟店が食材や人件費の費用をこなして採算を保てるか、二大チェーンの既存の店の売上が伸びるか、そして一つの建物で二つのチェーンを同居させる新しい出店の手法が広がるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。自由に使える現金で借金を約22年で返せる
- 現金・現金同等物$128M
- 他の流動資産$224M
- 固定資産$1.4B
- 流動負債$366M
- 長期借入金$1.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $879M
- 売上成長率
- 8.2%
- 粗利率
- 40.9%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 1.9%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $89M
- フリーCF
- $53M
- 営業CFマージン
- 10.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $31M
- 配当性向
- 181.3%
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