
景気敏感な事業で、配当も出す会社

製油所群に加え、シンクレアという小売ブランドと、再生可能ディーゼルや潤滑油といった事業を併せ持つ点が強み。精製だけに頼らず、小売や付加価値の高い製品で収益源を広げている。需給の引き締まる局面では、精製マージンの拡大を取り込める立ち位置にいる。
原油を仕入れてガソリンや軽油、ジェット燃料などに精製し、販売するのが収益の柱。これに、シンクレアのブランドでのガソリン小売、潤滑油、再生可能ディーゼルが加わる。原油の仕入れ値と石油製品の販売価格の差(精製マージン)から稼ぐ、市況に左右される構造になっている。
精製マージンが縮むと、収益が一気に悪化する。原油価格の急変や、ガソリン需要の落ち込み、製油所の事故・計画外停止は、採算を直接圧迫する。電気自動車の普及でガソリン需要が長期で細る懸念や、規制対応のコストも、リスクになりうる。
配当を出しつつ、精製マージンの波に備えて財務を整え、製油所の効率運用と再生可能燃料への投資に力を入れる経営。好況期に稼いだ資金を配当と自社株買いで株主に還元しながら、小売や再生可能燃料で収益源を広げて稼ぐ方針が特徴。
精製マージン(原油と石油製品の価格差)に大きく依存する。ガソリンなどの需要が強くマージンが広いほど採算が良い。製油所を高い稼働率で安全に回せるか、原油を安く調達できるか、そして燃料需要と精製能力の需給が、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $16.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9.2B(56%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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