打席やゴルフシミュレーターを備えたDICK'S House of Sportを2025年だけで16店開き、年末で35店まで積み上げた。少年少女の試合を配信・記録するアプリGameChangerまで抱え、用具を売る前の入り口を押さえている。
大型店とゴルフ専門のGolf Galaxyでウェアや用具を売り、有名ブランド品と利益率の高い自社ブランドを組み合わせて稼ぐ。2025年に買収したFoot Locker事業は別区分で、北米や欧州、アジアのスニーカー客を相手にする。
畑違いのFoot Lockerを抱え込んだことで統合が遅れたり、両者の客を食い合ったりすれば、本業の勢いを削ぐ。有名スポーツブランドが自社直販を強めると、両事業とも仕入れの交渉力で押される。
体験型店舗の出店を止めず、2026年に約14店、2027年開業分として約18店の建設に着手する計画を並べている。買収したFoot Lockerの立て直しと自社ブランドの拡充を、同じ時期に並行して進める構えだ。
家計がスポーツや娯楽にどれだけ回せるかと、体験型の大型店DICK'S House of Sportに人を呼び込めるかに支えられる。買ったばかりのFoot Locker事業を本業と同じ採算まで引き上げられるかが、当面の成績を決める。
この会社をどう読むか
DICK'S Sporting Goodsの出発点は、1948年にニューヨーク州ビンガムトンで開いた一軒の釣具店だった。創業者の息子エドワード・スタックが2店舗の会社を引き継ぎ、全米屈指のスポーツ用品チェーンにまで広げた。
打席やシミュレーターを置いた体験型の大型店を増やし続けることが本業の強みだが、いまの経営の重心は2025年に買ったFoot Locker側にある。畑違いのスニーカー小売を本業と同じ採算まで戻せるかどうかに、当面の関心は集まる。
バランスシート (要約)
資産 $17.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.5B(32%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1.4B
- 他の流動資産$5.8B
- 固定資産$10.3B
- 流動負債$4.6B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17.2B
- 売上成長率
- 28.1%
- 粗利率
- 32.9%
- 営業利益率
- 6.4%
- 純利益率
- 4.9%
- ROE
- 15.3%
- ROIC
- 11.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.5B
- フリーCF
- $400M
- 営業CFマージン
- 8.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $414M
- 配当性向
- 48.7%
DKS の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
