
配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
長い目で縮む小切手の印刷が、いまなお安定した多額の現金を生み、それを成長する決済やデータの事業へ振り向けられる独自の構造が最大の特徴。一から資金を集める新興とは異なり、自前の現金で転換を進められる。百年を超える歴史で金融機関や中小企業との関係を持つ。小切手から決済とデータへ転換を進める企業向けサービスの立ち位置にいる。
企業向けのサービスを束ねるのが事業の柱。柱は四つで、売上の半分以上を占める、企業や金融機関向けの小切手や帳票の印刷、店頭やネットの決済を処理する事業、企業間の支払いを自動化する事業、そして顧客のデータを使った販促の支援からなる。古くからの小切手の印刷が安定した現金を生み、それを成長する決済とデータの事業へ振り向ける転換を進める。これらの企業向けサービスで稼ぐ構造になっている。
現金の源である小切手の印刷の需要が、電子化の進展で想定より速く縮めば、転換の元手が細る最大の弱点になる。決済の事業は、巨大な専門の競合がひしめき、価格と機能の競争が激しい。企業間の支払いの自動化でも専門の競合がいる。事業の転換が遅れれば、市場の評価が伸び悩む。多くの借入を抱え、金利の負担も重荷になる。
配当を続けながら、小切手の印刷が生む現金を、決済とデータの成長する事業へ振り向ける立て直しの経営。中核でない事業を売却して集中を進め、借入の削減と費用の最適化も図る。縮む現金源を生かして成長の事業を育てる、規律ある資本の配分を重んじる方針が特徴になっている。
決済の需要と、小切手の現金、事業の転換に依存する。中小企業や金融機関の決済の需要が伸びるか、長い目で縮む小切手の印刷が、転換の元手となる現金を生み続けるか、決済やデータの成長する事業を育てられるか、そして買収や売却で膨らんだ借入を減らせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $681M(24%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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