DMRA
Damora Bio標的を自社で見つけたのではなく、外部の創薬企業が作った抗体を契約で選び取って始まった。研究の蓄積を持たない代わりに、立ち上がりが速い。
承認薬も売上もなく、収入と呼べるものはない。開発の権利はParagon Therapeuticsとのオプション契約で押さえており、後続の2候補も同じ相手から取れる立場にある。
前臨床の段階では、人での効き目も安全性もまだ何も分かっていない。主力候補が狙う変異は本態性血小板血症の約25%、骨髄線維症の約35%にしか当てはまらず、外れたときに頼れる別の候補もない。
発足から日が浅く、経営としての実績はこれから積み上がる。限られた資金を主力候補の治験入りに集中させ、2026年半ばの申請を目標に置いている。
前臨床のデータが人での治験に進める水準に届くか、契約相手との関係を保てるか、そして治験費用を賄えるか。先行きはこの3点で決まる。
この会社をどう読むか
2025年11月に非上場のDamoraを取り込んで、いまの会社の形になった。人に投与された薬はまだ一つもなく、パイプラインは前臨床の抗体DMR-001だけだ。
狙うのは、血液のがんである本態性血小板血症と骨髄線維症のうち、特定の遺伝子変異を持つ患者に限られる。会社はその範囲でも米国に$5B規模の市場があると見込むが、肝心の抗体は外部の創薬企業から契約で取ってきたものだ。自ら標的を探す力ではなく、他社が作ったものを選び取る速さで立ち上がった会社である。
バランスシート (要約)
資産 $261M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $240M(92%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$258M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$104K
- 流動負債$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −87.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
DMRA の掲示板
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