DNOW
DNOW油田の現場に欠かせない配管や弁を、必要な時に必要な分だけ届ける幅広い品揃えと、最大手の買収で得た最大級の規模が最大の強み。自社で作らない身軽さで、需要の波に合わせて在庫を回す。掘削から精製まで幅広い顧客を持ち、油田資材の流通という地味だが欠かせない役を担う立ち位置にいる。
石油やガスの掘削、パイプライン、都市ガス、精製の現場で使う配管や弁、継手、ポンプといった資材を、多数のメーカーから仕入れて供給する流通が収益の柱。自社で作るのではなく、必要な資材を必要な時に届ける役を担う。油田サービスの大手から分離独立し、近年は同業最大手を買収して規模を一気に広げた。さばいた資材の量と、在庫の回転で稼ぐ構造になっている。
原油価格が急落すると、油田の掘削や開発の投資が絞られ、資材の需要が一気に細る。流通は利幅が薄く、資材の価格の下落は在庫の評価損を生む。大型合併の統合がもたつけば、見込んだ相乗効果が出ない。油田サービスの大手が資材の供給を自前で取り込む動きや、汎用の産業流通との競争も脅威になる。
配当を出さず、現金を最大手との合併の統合と借入の返済に充てる経営。買収で得た品揃えと拠点の重複を整理し、相乗効果を引き出す。デジタルの受発注の仕組みを生かして在庫の回転を高め、原油価格の波に備える方針が特徴になっている。
油田の設備投資と、原油価格、合併の統合に依存する。原油やガスの価格が高く掘削やパイプラインの投資が活発か、都市ガスの配管交換の需要が続くか、買収した同業最大手をうまく束ねられるか、そして資材の価格と在庫を管理して採算を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(57%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$164M
- 他の流動資産$2.1B
- 固定資産$1.6B
- 流動負債$974M
- 長期借入金$411M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.8B
- 売上成長率
- 18.8%
- 粗利率
- 17.0%
- 営業利益率
- −3.3%
- 純利益率
- −3.2%
- ROE
- −4.0%
- ROIC
- −2.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $155M
- フリーCF
- $134M
- 営業CFマージン
- 5.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
DNOW の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…