DOLE
Dole二社の合併で生まれた世界最大級の規模と、自前の農園から冷蔵して運ぶ専用の船、熟成の施設までを一貫して持つ垂直の統合が最大の強み。八十を超える国に分散することで天候や病害の打撃を和らげる。産地を持たない流通業者とは異なり、生産から流通まで一貫して担う、生鮮食品の最大級の会社の立ち位置にいる。
バナナやパイナップル、生鮮の野菜やサラダを、世界で生産し、運び、売るのが事業の柱。柱は二つで、バナナとパイナップルを世界の八十を超える国に流通させる事業と、欧州や北米でベリーやサラダなど多様な青果を流通させる事業からなる。自前の農園と、冷蔵して運ぶ専用の船、熟成の施設までを一貫して持つ。もう二社と並ぶバナナの世界三強の一角を占める。生鮮の果物と野菜の販売で稼ぐ構造になっている。
産地のハリケーンや干ばつなどの天候の不順は、収穫を直撃する最大の弱点になる。為替の逆風や、冷蔵して運ぶ船の燃料費の高騰は採算を圧迫する。もう二社の大手とのバナナの価格と棚の争いも激しい。生鮮の野菜では、食中毒による回収の恐れも抱える。関税の変更や、配当を支える現金の細りも逆風になる。
配当を続けながら、バナナとパイナップルの生産と流通を着実に回す経営。自前の農園と専用の船という垂直の統合を生かし、産地を分散して天候の打撃を和らげる。為替や輸送費の変動を管理し、もう二社の大手との三強の地位を守ることを重んじる方針が特徴になっている。
果物の価格と、産地の天候、為替と輸送費に依存する。バナナやパイナップルの販売価格が保たれるか、コスタリカやフィリピンなどの産地が天候に妨げられず安定して収穫できるか、ユーロや英ポンドなどの為替が採算に有利に働くか、そして冷蔵して運ぶ船の燃料費を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$268M
- 他の流動資産$1.5B
- 固定資産$2.6B
- 流動負債$1.5B
- 長期借入金$800M
- 短期借入金$58M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $9.2B
- 売上成長率
- 8.2%
- 粗利率
- 7.8%
- 営業利益率
- 2.4%
- 純利益率
- 0.6%
- ROE
- 3.8%
- ROIC
- 7.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $32M
- 配当性向
- 61.5%
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