配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
プラスチック原料から各種化学品まで幅広く手がける品揃えと、巨大な生産規模が強み。あらゆる産業に素材を供給するため需要が分散し、規模による効率で競争力を保てる。原料を安く調達できる立地の工場を持つことも、市況の波を乗りこなす支えになる。
プラスチックの原料となる樹脂や、塗料、接着剤、シリコンなど幅広い化学品の製造・販売が収益の柱。包装や建材、自動車、日用品など、あらゆる産業に素材を供給する。巨大な工場で大量に作り、原料費と販売価格の差から稼ぐ、市況型の構造になっている。
景気後退で素材の需要が冷えると、製品価格が下がって採算が悪化する。原料費が上昇し、値上げで吸収しきれないと利益が圧迫される。新興国での生産能力の増えすぎによる供給過剰や、巨大工場の固定費の重さも、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、市況の波に備えてコストと設備投資を管理する経営。好況期に稼いだ資金を株主に還元する一方、不況期に耐えるため効率の良い工場へ投資を絞り込み、財務を保ちながら市況の回復を待って稼ぐ方針が特徴になっている。
化学品の需要と、原料費や製品価格の動向に大きく依存する。世界の景気で素材の需要がどう動くか、原料となる石油やガスの価格、製品の市況、そして大型工場を効率よく稼働させられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $58.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16B(27%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
読み込み中…