DTI
Drilling Tools International工具は買うより借りたほうが安いという顧客側の理屈に、商売を全部乗せている。総合的な油田サービス大手とは違い、貸す一点に絞った品ぞろえと拠点網で応じる。
掘削管の組み合わせや坑井を最適化する工具、パイプ類を貸し出して賃借料を得る。2025年は総収入の81%がこの貸し賃で、残る19%は紛失・破損した工具の弁済や消耗品の販売から入ってきた。
資源価格が下がると石油・ガス会社は掘削予算から先に削るため、貸し出し需要が急に細る。2025年は東西両半球で稼働する掘削装置が7〜8%減った。工具は先に買いそろえる必要があり、稼働率が落ちれば在庫だけが手元に残る。
貸し出す工具の品ぞろえを広げる投資と、買収による拠点の増設に資金を回す。2025年は東半球で工具レンタル会社を取り込み、その地域の収入を大きく伸ばした。
地中でどれだけ掘削が行われているかに、収入がほぼそのまま連動する。2025年は原油(WTI)が前年比14%安の1バレル$65.46まで下がり、天然ガスは61%高の1MMBtu $3.53まで戻した。
この会社をどう読むか
掘削工具は一本が高く、しかも現場ごとに要るものが違う。だから買うより借りたほうが安い。Drilling Tools Internationalの商売は、この単純な理屈の上に全部乗っている。
2025年の総収入の81%は工具の貸し賃で、残りは紛失・破損した工具の弁済などだった。同じ年に原油は14%安の1バレル$65.46まで下がり、稼働する掘削装置の数は東西両半球で7〜8%減っている。掘る量が減れば貸す量も減るので、資源価格の波が一年遅れずに数字へ現れる。
バランスシート (要約)
資産 $222M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $123M(55%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$61M
- 固定資産$157M
- 流動負債$31M
- 長期借入金$15M
- 短期借入金$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $160M
- 売上成長率
- 3.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −2.4%
- ROE
- −3.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $20M
- フリーCF
- −$224K
- 営業CFマージン
- 12.5%
- 現金ランウェイ
- 約16年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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