DUOT
Duos Technologies前身は大企業のデータセンターの資産管理を手がけていた会社で、2015年の合併で鉄道の画像認識に軸足を移した経緯がある。いま進める小型データセンターは、その古い出自へ戻る動きとも読める。
鉄道会社向けに、走行中の車両を高速で撮影して異常を検知する検査ポータルを据え付け、その運用と保守で稼いできた。2024年からはDuos Edge AIが大手の手薄な中小都市に小型データセンターを建てて貸し、Duos Energyがその電気を自前で起こす事業を加えた。
84人ほどの陣容で性格の違う三事業を同時に立ち上げる負担は重い。鉄道側は検査ポータルの設置が客の都合で遅れて売上が立たない年もあり、データセンターの埋まりまで遅れれば資金調達に追われる。
手堅いが小さい鉄道事業を残したまま、その上に資金のかかる新事業を積み増す形を選んでいる。株主に返す段階にはなく、稼いだ分も調達した分も三本柱の立ち上げに回している。
鉄道会社が自動点検を使い続けるかという従来の前提に、小型データセンターが継続課金の契約に育つかという新しい前提が重なった。後者は一つ建てるたびに資金が要るため、調達の巡り合わせにも左右される。
この会社をどう読むか
Duos Technologiesの前身は、1994年に設立され大企業のデータセンターの資産管理を手がけていた会社だった。2015年の合併で鉄道の画像認識企業を取り込み、社名も主力事業もそちらへ移っている。
そして2024年、AI向けの計算需要を追い風に、中小都市へ小型データセンターを建てる子会社と、その電気を自前で起こす子会社を立ち上げた。鉄道の目で稼ぎながら30年前の出自に近い領域へ戻っていく形で、84人の陣容が三本柱を同時に回せるかが問われている。
バランスシート (要約)
資産 $63M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $49M(77%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$8M
- 固定資産$40M
- 流動負債$11M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $27M
- 売上成長率
- 271.2%
- 粗利率
- 29.2%
- 営業利益率
- −36.1%
- 純利益率
- −36.4%
- ROE
- −20.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- −$37M
- 営業CFマージン
- −50.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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