DV
DoubleVerify広告が正しく届いたかを測る独自の指標が業界の物差しとして広く使われ、同業二強の一角を占める地位が最大の強み。配信動画から交流サイト、自動取引まで横断して検証できる幅を持つ。広告主と媒体のどちらにも偏らず中立に測る立場で、ネット広告の信頼を支える検証の専門家の立ち位置にいる。
広告主に代わり、出した広告が本当に人に見られたか、不正な水増しや、ふさわしくない内容の場所に出ていないかを測定し検証する仕組みを提供し、その利用料が収益の柱。検証した広告の量に応じて課金する。テレビ型の動画配信や交流サイト、自動取引の広告まで横断して測る。蓄積したデータと独自の指標が業界の物差しになり、検証した広告費の量で稼ぐ構造になっている。
広告費は景気後退で削られ、検証される広告の量も連動して減る。検証の二強のもう一方との競争は価格を圧迫する。個人情報の保護が強まり広告の追跡が難しくなれば、測定の精度が落ちる。配信サービスや交流サイトが自前の検証機能を持てば、外部の検証の出番が減る。生成された偽広告への対応も課題になる。
配当を出さず、現金を検証の機能の強化と自社株買いに充てる経営。テレビ型の動画配信や交流サイトの広告という伸びる分野への検証の拡大を重んじる。人工知能を使った検証の高度化と、解約を抑える契約の積み上げを進める方針が特徴になっている。
広告費の動向と、検証需要、競合との差に依存する。世界の広告費が伸びるか、不正や不適切な表示を防ぐ検証の需要が高まるか、テレビ型の動画配信や交流サイトの広告へ検証を広げられるか、そして同業の二強のもう一方との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(84%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$259M
- 他の流動資産$260M
- 固定資産$835M
- 流動負債$122M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $748M
- 売上成長率
- 13.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 10.6%
- 純利益率
- 6.8%
- ROE
- 4.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $211M
- フリーCF
- $173M
- 営業CFマージン
- 28.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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