まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
高い温度でも働く特殊なかびを使い、たんぱく質を従来より安く大量に作る独自の基盤を、薬から食品まで幅広い分野にライセンスとして貸す点が最大の特徴。自ら薬を売るのではなく、作る基盤を提供する。一般のバイオとは異なる、たんぱく質を作る基盤に特化した超小型の会社の立ち位置にいる。
たんぱく質を安く大量に作る独自の基盤を、他社に貸して稼ぐのが事業の柱。高い温度でも働く特殊なかびを使い、抗体やワクチン、酵素といったたんぱく質を、従来の細胞を使う方法より安く大量に作る独自の仕組みを持つ。これを、製薬会社や、産業の素材、食品、動物のワクチンの会社にライセンスとして貸し、利用の対価や、開発の節目ごとの対価、完成後の取り分を得る。自社でも一部の候補を開発する。これらの技術のライセンスの対価で稼ぐ構造になっている。
技術のライセンスは、相手が実際に製品化して初めて大きな対価につながるため、収入が遠く不確かな弱点を抱える。たんぱく質を作る方法は、ほかにも有力な手法があり、競合する。製薬会社は、慣れた既存の方法を変えるのに慎重だ。収入が乏しいまま赤字が続き、現金が細れば増資で持ち分が薄まる。少数の提携に依存する。技術の優位を示すのに時間がかかる。
配当を出さず、基盤の改良とライセンスの獲得に投資する経営。現在の経営者が率いる。たんぱく質を作る基盤の提供と、製薬や食品の会社へのライセンス、費用の優位の実証、収入が乏しいなかの資金繰りの管理を進める。たんぱく質を作る基盤への特化が、運営の中核になっている。
技術の採用と、ライセンス、資金繰りに依存する。製薬や食品の会社が、たんぱく質を安く作る独自の基盤を採り入れるか、ライセンスの契約を積み上げられるか、従来の方法に対する費用の優位を示せるか、そして収入が乏しいなか資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1M(12%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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