DYAI
Dyadic International薬を作って売るのではなく、たんぱく質を作る基盤そのものを他社に貸す。通常のバイオ企業と収益の作り方が根本から違う一方、少数の大口契約に業績が振られやすい。
C1という菌類の細胞発現系を、製薬や産業素材、食品、動物用ワクチンの会社に貸し出す。相手が自社の抗体やワクチン、酵素の製造に組み込み、Dyadicは利用料と開発の節目ごとの対価、製品化後の取り分を受け取る。
契約を結んでも入金は相手の製品化まで遠く、途中で計画が消えれば何も残らない。慣れた製造方法から動きたがらない製薬会社の説得には時間がかかり、その間の増資のたびに既存株主の持ち分は薄まる。
研究開発費をC1の改良とライセンス開拓に絞り込み、細い売上を増資で埋めながら大口契約を待っている。2025年8月には公募増資で$4.9Mの手取りを確保した。
製薬や食品の会社がC1を実際に採用し、契約を積み重ねられるかで決まる。大きな対価は相手の製品化まで動かないので、それまで資金をつなげるかどうかも効いてくる。
この会社をどう読むか
バイオの会社は薬を作って売る、という当たり前がDyadic Internationalには当てはまらない。この会社が売るのはC1という菌類細胞の発現系そのもので、買い手は製薬や食品、動物用ワクチンの会社だ。
大家に近い立場なので、店子が商品を売り出すまで家賃は本格的に入らない。2025年8月の公募増資で$4.9Mを確保しており、細い売上を資金調達で埋めながら大口の契約を待つ時間が続く。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1M(12%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$49K
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3M
- 売上成長率
- −11.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −232.8%
- 純利益率
- −238.3%
- ROE
- −597.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −184.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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