純資産マイナス+赤字。再建途上で要警戒
黒鉛電極の同業の多くは原料を外部調達に頼るが、この会社はニードルコークスの生産まで自社で押さえている。原料費を自分の裁量で動かせる分、価格が沈む局面での踏ん張り方が変わってくる。
フランス・カレー、スペイン・パンプローナ、メキシコ・モンテレーの工場で黒鉛電極を作り、電気炉で鉄を作る製鉄会社に売る。電極そのものは鉄の生産コストの2%に満たないが、電気を通して高熱を生む部材として代替が利かない。原料のニードルコークスを大規模に自製する、同業でほぼ唯一の垂直統合企業でもある。
中国メーカーの電極輸出が増えると、世界的な供給過剰で価格が崩れやすい。ペンシルベニア州セントメアリーズの工場は2024年に稼働を止めたままで、需要の戻りが鈍ければ再開の判断も遅れる。借入の負担が重く、価格が沈む局面ほど利払いが効いてくる。
価格が戻るのを待つ間にどこまで身を軽くできるかが、目下の勝負になっている。止めた工場を再開するか、借入をどれだけ減らせるか、垂直統合の分だけ原料費を削れるか。この三つに絞って動いている。
稼ぎの大きさを決めるのは、世界でどれだけの鉄が電気炉で作られるかと、電極1本あたりの価格が需給の中でどこまで戻るかの二つ。原料のニードルコークスの費用を抑えられるかも、自製ゆえに直接利益に効いてくる。
資産 $1B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。増資や資金繰りに注意
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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