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Everus Construction Group送電線の建設と保守を請け負うだけでなく、架線に使う工具や機材そのものを製造して売り、貸してもいる。アリゾナやテキサスなど6州に機材の拠点を置き、工事の合間にもレンタル料が入る足腰を作っている。
ビルや工場内の電気配線・空調・配管を請け負うE&M部門と、電力・ガス会社向けに送電線や地下配管を敷くT&D部門の2本柱。2025年は前者が売上の77%、後者が23%を稼いだ。1997年の創業以来25件超の買収を重ね、19の地域ブランドの下で15社の子会社が現場を回す。
データセンター建設ブームが一巡すれば、その追い風を受けていたE&M部門の受注が真っ先に鈍る。E&Mの部門利益率は7.5%とT&Dの10.6%より薄く、人件費が跳ね上がれば採算はそちらから崩れる。
1997年以来25件を超える買収で地域の工事会社を束ねてきたやり方を、独立後も変えていない。19の地域ブランドは看板ごと残し、本社は人材の確保と調達の効率化だけを見る。専門工事会社の業界番付では2025年に12位、電気工事に絞った番付では5位に入る。
データセンター向けの電気・空調工事が需要を押し上げているが、この需要が一服すれば全体の伸びの多くを失う。送電線を敷く作業員は労働組合との関係を通じて集めており、その手当てと、老朽化した送電網の更新需要が続くかどうかが規模を支える。
この会社をどう読むか
2024年10月末にMDUリソーシズから切り離されて上場したばかりの若い会社だが、事業自体は1997年から続く老舗の設備工事業だ。ビル内の電気配線という地味な仕事に加え、いまはデータセンター向けの電気・空調工事という追い風の真っ只中にいる。
もう一つの顔が、電力会社向けに送電線を敷くT&D部門だ。工事だけでなく架線用の機材まで製造して貸し出す商売も抱え、ノースダコタ州ビスマークの本社は19の地域ブランドに看板を任せたまま人材と調達だけを見ている。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $630M(36%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$171M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$432M
- 流動負債$736M
- 長期借入金$267M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.7B
- 売上成長率
- 31.5%
- 粗利率
- 12.1%
- 営業利益率
- 7.1%
- 純利益率
- 5.4%
- ROE
- 32.0%
- ROIC
- 22.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $157M
- フリーCF
- $90M
- 営業CFマージン
- 4.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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