
ECPG
Encore Capital Group焦げ付き債権を安く買い、長い時間をかけて回収するという、専門性と忍耐の要る分野で世界有数の規模を持つ点が最大の強み。蓄積した回収のデータで、どの債権をいくらで買えば採算が合うかを見極める。景気が悪いほど安く債権を仕入れられる逆張りの性質を持つ、債権回収の専門家の立ち位置にいる。
銀行やクレジットカード会社が回収を諦めた、焦げ付いた個人向けの債権を、額面よりはるかに安い価格でまとめて買い取り、時間をかけて回収するのが収益の柱。買い取った額より多く回収できた差が利益になる。米国と欧州で展開する。回収には電話や和解の交渉、法的手続きを使う。安く買い、効率よく回収するほど稼げる構造になっている。
焦げ付き債権の供給が増えても、競合との競り合いで買い取り価格が上がれば、利益の幅が薄れる。景気後退で債務者の支払い能力が落ちれば、見込んだ回収が届かない。債権回収は規制当局の監視が厳しく、不適切な取り立ては罰則や評判の傷を招く。金利の上昇は、債権の買い取りを支える借入の費用を押し上げる。
配当を出さず、現金を焦げ付き債権の買い取りに充てる経営。蓄積したデータで買い取り価格を見極め、採算の取れる債権だけを買う規律を重んじる。米国と欧州の市場の循環を見ながら、回収の効率を高めて利益の幅を守る方針が特徴になっている。
焦げ付き債権の供給と、回収の効率、買い取り価格に依存する。景気の悪化で焦げ付き債権の供給が増え安く買えるか、債務者の支払い能力が回収を支えるか、回収の効率を保てるか、そして債権回収への規制の強化をこなせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $5.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $977M(18%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$157M
- 長期借入金$4B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- 34.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 35.4%
- 純利益率
- 14.5%
- ROE
- 26.3%
- ROIC
- 9.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $153M
- フリーCF
- $127M
- 営業CFマージン
- 8.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ECPG の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…