EDUC
Educational Development Corp一般の出版社と違い、友人の家に本を持ち込んで売る訪問販売の網を自前で抱える。1965年の設立以来続くこの網と、Kane MillerやSmartLab Toysという自社版元の品を組み合わせて売る形は、児童書の世界では珍しい。
児童書と学びの玩具の販売で稼ぐ。自社で版権を持つKane Millerの絵本やSmartLab Toysの玩具を、書店など約4,000店に卸す。同じ品を、約7,800人の販売員が友人の家で開く即売会でも売る。英Usborneの児童書は、家庭への直販に限って扱える。
訪問販売は、販売員をつなぎ留められるかで売り場の広さが決まる。ギグワークを含む他の副業に人が流れれば、そのまま細る。学校や図書館のブックフェアでは最大手Scholasticと当たり、書店への卸はネット小売とも競合する。Usborneの卸を失った穴も、まだ埋まっていない。
訪問販売の担い手をどれだけ集められるかに、人も金も寄せている。Usborneとの取引が縮んだぶんは、Kane MillerとSmartLab Toysの品ぞろえを厚くして埋め合わせようとしている。
訪問販売の担い手である約7,800人の販売員をどれだけ確保できるかと、保護者が児童書にいくら使うかで規模が決まる。書店向けの卸は競合が多く、値引き圧力も強い。
この会社をどう読むか
Educational Development Corpは1965年設立、児童書の世界では老舗にあたる。だが今の実態は出版社というより、友人の家に人を集めて本を選んでもらう訪問販売の会社に近い。
扱う品は自社版元のKane MillerやSmartLab Toysに、英Usborneの児童書が加わる。ただしUsborneは2024年度に書店向けの卸を別の代理店へ移し、この会社に残ったのは家庭直販の権利だけになった。訪問販売という自社の土俵の外で失った売り場を、自社版元の品でどう埋めるかが当面の宿題になっている。
バランスシート (要約)
資産 $54M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $43M(79%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$19M
- 固定資産$34M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $23M
- 売上成長率
- −33.0%
- 粗利率
- 59.4%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 10.1%
- ROE
- 5.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- $1M
- 営業CFマージン
- 8.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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