
景気敏感な事業で、配当も出す会社
海上に浮かべた設備で液化天然ガスを受け入れる仕組みを、世界最大級の規模で運営する点が最大の特徴。陸上の大きな設備より早く安く導入でき、輸入を急ぐ国の入り口になる。取引量を約束する長期の契約で安定した収入を得る。陸上の設備の競合とは異なる、洋上の受け入れの設備に特化した世界最大級の会社の立ち位置にいる。
液化した天然ガスを輸入する国に向けて、受け入れの設備を提供するのが事業の柱。要は、海上に浮かべた専用の船の設備で、運ばれてきた液化天然ガスを貯蔵し、気体に戻して陸へ送る役務を担う。陸上に大きな設備を建てるより早く安く導入でき、輸入の入り口として使われる。欧州や新興国が主な相手で、取引量をあらかじめ約束する長期の契約を結ぶ。設備の役務と天然ガスの供給で稼ぐ構造になっている。
液化天然ガスの需要が縮んだり価格が急落したりすれば、長期の契約の更新が難しくなる弱点を抱える。欧州がロシアの天然ガスの輸入を再開すれば、輸入の需要が細る。新しい船の納入が遅れれば、成長が鈍る。新興国の契約の相手の信用が悪化する恐れもある。創業家が多くの株を握り、その売却が需給の重しになることもある。
配当を続けながら、取引量を約束する長期の契約の獲得と、新しい受け入れの船の準備を進める経営。創業家の支配のもとで、欧州や新興国の液化天然ガスの輸入の入り口を広げる。世界最大級の設備と長期の契約という強みを生かし、輸入の需要の高まりを取り込む方針が特徴になっている。
液化天然ガスの需要と、長期契約、設備の納入に依存する。欧州のロシア離れや新興国の需要で液化天然ガスの輸入の需要が続くか、取引量を約束する長期の契約を維持できるか、契約の相手の信用が保たれるか、そして発注した新しい受け入れの船を予定どおり納入できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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